AV男優たちが本音で語り合う、全3回の対談シリーズ。
第3回は役者経験を持ちサービス精神にあふれる長瀬広臣、女性向け風俗でセラピストもしている話題の新星・アレク、タレントとしても活躍中のタチ専男優・RYO、本企画参加者で唯一のネコ専男優・ユキ、以上4名による対談をお届けしたい。
──今日は皆さんに、お仕事のことから個人的なお話まで、色々お聞かせいただければと思います。
長瀬:はい、なんでも聞いてください。
アレク:よろしくお願いします〜。
RYO:楽しんでいただけるように頑張ります。
ユキ:せっかくなので、普段では言えないこともサービスしますね!
──まずは皆さんの男優活動について聞かせてください。
Q1. AVに出演したきっかけはなんですか?
長瀬:スカウトです。はい。舞台に出てたときに声をかけてもらいました。
アレク:僕も、女性向け風俗で働いていて、そこで声をかけてもらって、始めたのがきっかけです。
RYO:俺は知人の紹介です。その人は当時すでにAV業界を引退していた方なんですが、最初の事務所を紹介してくれて。
ユキ:俺は求人を見て、自分から応募しました。ゲイビに興味あったから出てみたくて。
Q2. デビューしてから変化はありましたか?
長瀬:私生活は変わってないです。仕事は、前よりプライドが持てるようになりました。
RYO:俺は…変わったと思います。この仕事をしていく中で出会った方々の影響で、自分自身が少し変わって……視野が広がりました。
アレク:私生活っていうと、自分のプロモーションの仕方は変わりました。たとえば、SNSでの発信の仕方とかは変わりました。
女性向け風俗だけでやってたときは、自分の好きなことだけ言ってたんですけど、今は、好きなことプラスこういうのを配信したら喜んでくれるんじゃないかなと考えながらSNSを発信するようになったことが、変わったことかなって思います。
ユキ:それ、素敵ですね! いいなあ、俺もSNSやろうかな。うちは今のところ、事務所の宣伝アカウントで所属男優がたまにコメントするだけなんですよね。
RYO:いいんじゃないか。ユキはSNS発信が上手そうだ。
ユキ:でしょ~? 明日社長に相談してみようかなあ。
──あの、ユキさんのデビューしてからの変化は(笑)
ユキ:あっ(笑)ごめんなさい、ありますあります。
えっと、一番は人間関係ですね。この業界に来てから、自分らしくというか…気楽に話せる仲間がいっぱいできました。
ハッピーです!
Q3. これまでの出演作で、思い出に残っている作品を教えてください。
長瀬:デビュー作(『Protect You 〜君の全てを守りたい 長瀬広臣DEBUT〜』)。一番新鮮な気持ちだったんで。
それと、あと『イケメン花魁物語』だよね。あれは内容のインパクトも強いし、泊りで長くロケしてたんで。
アレク:一番楽しかった。
長瀬:そうそうそう。現場は楽しかったよね、なんか、サッカーとかしてたよね。
ユキ:うわーっ、いいですね! 仲間とわいわいしながらって!
アレク:空いてる時間に、結構のびのびと自由にいろんなことができたんで、楽しかったです。
ユキ:大勢で撮る作品はそういう楽しみもありますよね~。
俺の思い出の一本は『隣のおにーさん♥はボクの秘密の先生』です。
童貞の男の子の、隣の家に住んでるえっちなおにーさん役をやったんですけど、これで俺を好きになったって言ってくれた方がたくさんいるので!
RYO:俺は『Sweet Dream~RYO~』ですね。初主演だったこともあり、それまで以上に気を遣いました。
……それから、やっぱりデビュー作の撮影は印象に残ってますね。
共演した先輩には迷惑をかけてしまったのですが、そういうことも含めて忘れられません。
Q4. 俺のここを見てくれ!というポイントは?
長瀬:毎回芝居が違うところじゃないですかね。作品ごとに毎回違う長瀬っていうところ。パターンは多いと思います。その中で見た人が、自分に合った作品、自分に合った長瀬を見つけてほしい。もし求めてるタイプの人がいなくても、これからどんどん足していけるようにするので、ぜひ探してほしい。
RYO:俺も長瀬さんに近いかもしれません。
俺の場合は、これが自分だ、と強く前にだせるタイプではないから結果そうなっているだけですが……その分、役柄ごとに色々な姿を見せていけるよう最近は心掛けています。
──エロシーンもその役として演じてますか?
長瀬:たまに素とかありますね。自分の弱いところとか攻められると。乳首とかね。素って絶対どこかに出ると思う。逆にそのポイントを探すのも楽しいと思う。『あれ素だったよね』とかイベントで言って指摘してもらえたら。
RYO:俺も素が出たことはあります。最初にそうなった時に『失敗した』と後悔したので、それ以降は極力素が出ないように気をつけてきたんですが……まれに素が出る方がいいんでしょうか。
ユキ:RYOくんのファンはきっと嬉しいよ。ガード堅めな印象あるからさ。
アレク:自分は、んー。普段よく言われるのが、甘々とかかわいいキャラとか言われてるけど、絡みのときは全然違うから、そこのギャップを楽しんでくれたらなって思う。
ユキ:アレクさんはギャップありますよね!
俺もかわいいと言われることがほとんどなので、ギャップ出せるようになりたいな。
ちなみに俺の見てほしいところは全部で(笑)
──素敵なエピソードをたくさん伺ったところで、ちょっぴりアダルトな質問に移らせていただきます。
Q5. 好きなプレイと苦手なプレイを教えてください。
長瀬:好きなプレイは、僕は寝バック。もう何回も言うてるけど。嫌いなプレイは……シックスナインかな。一回挑戦したことあるんですけど、変な感覚になっちゃったんですよね、おちんちん。……これ女の子わかんないと思うんですけど(笑)
アレク:えー。プレイは別に、楽しかったらなんでも好き(笑)だから〜嫌いなやつもないかな。
ユキ:俺もそんな感じ。このプレイやったことない、ちゃんとできるかな……と不安になる時もあるけど、やってみたら楽しくなっちゃっうんですよね。
RYO:俺も好き嫌いは特にない……はずだったんですが。最近、もしかしたら正常位が好きなのかも、と気付いて。
相手の顔がよく見ていたいんです。
ユキ:わあっ情熱的~!
Q6. こんなことされたら落ちちゃう!俺の落とし方はこれだ!という弱点はありますか?
アレク:責められる側にまわったら、基本触れられてるだけで気持ちいい。ドキドキする。ああ、でも唇かな。かまれたらキュンとなるかも。下唇を甘噛みされたりとか。
ユキ:アレクさんの唇、チャームポイントですもんね。
長瀬:俺はもう、乳首とおちんちん…。しょうがない。
ユキ:それはしょうがない。乳首弱いんですね。勝手にちょっと親近感が(笑)
長瀬:乳首は、23歳くらいのときに、お姉さんに開発されて。それからです。めっちゃ敏感になりました。それまでは無だったのに。
ユキ:男性だって乳首は気持ちいいものですよ……そうっ気持ちいいものなんですよ!
RYO:そんなに熱く主張したいところなのか(笑)
ユキ:それはもうね。大事だからね。俺も胸大好き。触るのも触られるのも。
そういうRYOくんは?
RYO:俺は……熱心にフェラされると、掴まれてしまうかもしれない。
──皆さんの色々な面が見えてきたところで、お仕事に関してさらに突っ込んだ質問をさせてください。
Q7. 長瀬さん、アレクさんに質問です。ずばり、ゲイビにご興味は?
長瀬:ビデオは見ないですけど、その人に対しては別に苦手とかないかな。
アレク:僕も自分から見ることはないけど、見せられたら別に見れるかなって感じ。
ユキ:よかった…! なんかほっとしました。正直この質問かなり際どいから。
Q8. この仕事をやっていてよかったと思う瞬間や、やりがいについて教えてください。
長瀬:女の子に対して、対応が全然変わったかな。今まで自分よがりだったけど、相手も気遣えるようになった、っていうのはでかいですね。お互いに楽しめる。
RYO:セックスやコミュニケーションについて、考えを変えられたことはありますね。
アレク:え、いろいろあるけどなぁ…。
ユキ:俺も~。
アレク:…女性向け風俗って、男性に慣れてない人が多いじゃないですか。でもAVは逆に慣れてる人が多いじゃないですか。だからAVの現場で、気持ちよかったって言ってもらえたときはうれしい。
ユキ:俺はゲイビって面白い!って喜んでもらえたら嬉しいし、そうなるように頑張るのが楽しいです。
Q9. 将来の野望はありますか?
長瀬:野望はもう、ずっと言ってますけど、僕は自分のお店を出す。バーをやりたい。
ユキ:長瀬さんのバーぜひ行きたいです。開店したら教えてください!
アレク:野望は、えっとぉ…未知の領域の開拓。
もっと、AV男優がテレビとかに出れるように、自分がそのパイオニアになりたい。
長瀬:それは、俺も思ってるで。
アレク:思ってるだけじゃなくて、なります。絶対に、なんとしても。
ユキ:アレクさんの志、かっこいい…俺も応援します。ゲイビ業界からはRYOくんにも、そうなっていってもらわないと。ね!
RYO:……そうだな。俺にできることは怖じけず挑戦したいと、最近は特に、そう思っています。
ユキ:よくいった! 俺もRYOくんに負けじと頑張ります!
Q10. 最後に、女性がHなコンテンツを楽しむことについてどう思われますか?
長瀬:あ! すごくいいことだと思います。男の子だけのものじゃないので。女の子がそういうものを楽しむのは、全然いいと思います。別に恥ずかしいことじゃないと思うんですけどね。人間なんだから。
ユキ:うんうん。女の人だって男の人だってエッチで、みんなそういう事楽しみたい時あるよね~ってのびのびした気持ちでいられたらいいと思う。
RYO:そうだな。俺はありがたいことに女性の方からも応援の声をいただくことがあるんですが、どんどん、好きなように、楽しんでくれればいいと思います。嬉しいです。
アレク:僕もうれしいです。この仕事始めるようになって、お客さんで来た人が、『見たよDVD』って。『でももう見れない』って言われて、なんでって聞いたら、『それ見ちゃったらムラムラしちゃって、結局会いに来ちゃうから』って言ってくれて。来てくれるからうれしいっていうより、そういうふうに感じてくれることが嬉しい。ムラムラしてくれるっていうのが。
ユキ:そうゆうの素敵ですね~。
俺の場合、『ムラムラした!』って言ってくれるのだいたい男の人だから、質問の内容とはちょっと外れちゃうけど。
もちろん男の人にそう言ってもらえるのはすっごく嬉しい!
これからもムラムラさせちゃうぞって気合い入ります。
俺たちの作品を見てる女の人にもそう思ってもらえていたらいいなあ。
──長瀬広臣さん、アレクさんの新作はGIRL'S CHで毎月配信中!
本日はありがとうございました!